果実、果汁飲料と機能性成分（15): 甘夏ミカン果皮のオーラプテンとその利用

摘要

夏ミカンは江戸時代中期，山口県長門市仙崎大 日比（青海島）に漂着したブンタン系のカンキッ の種を育成したものが起源とされている。山口県 をはじめ，各地で栽培されてきたが，現在ではほ とhどが甘夏ミカンに取って代わられている。甘 夏ミカンはいくつかの種類があるといわれている が，そのほとhどは夏ミカンの枝変わり種である カヮノナツダイダイであり，夏ミカンに比べて減 酸が早く，糖度が高いのが特徴とされる。