2019年の食品及び飲料メーカー卜ップ100社の売上状況3年連続の売上減の後いくつかの大手食品、飲料会社は成長軌道に回帰

摘要

ここ何年か米国やカナダの大手食品、飲料会社 は売上が減少傾向にあった力、今年は少し様相が 違ってきている。状況はまだまだ厳しい力人ここ数年不調に苦しhでいた上位25社の内，何社か は新興企業や競合先の買収などによって復調の兆 しを見せている。Kraft Heinz, Mondelez, General Mills, Kellogg, Conagra, Campbell Soup, J.M. Smuckerの大手7社は少なくともここ3年続い た売上減少から増加基調に転じている。ただし， この内5社はコスト増により収益は落ちている。一方，Coca-Cola社は2012年には480億ドル であった全世界での売上が2018年は318億5600 万ドルと7年連続で売上が減少しているが，収益 は2018年に前年の5倍，64億3400万ドルに達 した。同社は多年にわたって企業買収を繰り返し てきた力、その結果は大規模で多岐にわたる事業を運営してゆくよりも，事業の対象を絞り込hで 小規模の企業を切り回していく方がより簡単で収 益性も高くなることを学hだことを示しており， これに倣う企業も出てきている。Campbell Soup, TreeHouse Foods, Hain Celestial社などがそれ で，いずれも過去に買収した本業と関係のない事 業の売却を進めている。