軟包装容器の設計応用編No.l SDGs対応の包装設計

摘要

軟包装容器の設計の基礎編に続き，応用編に入 る。包装設計は，数学のように解答が一つではな い。例えば，飲料用の包装容器は，ガラス瓶，金属缶，PETポトル，液体紙容器，スパゥトバウチ がある。問題なく売れれば正解である。内容物， 容量，充填加工方法，流通方法，消費者のターゲ ット層など多くの課題を考慮して決められている。 この応用編では，回答を示しこのようであると決 めつけるのではなく，考え方を例示し基礎編を参 考にしながら読者自身に理想的な包装を考えても らうことを意図している。包装は時代と共に絶え ず変化することは周知のとおりである。SDGsは Transforming our world: the 2030 Agenda for Sustainable Developmentのもとに17の目標と 169のターゲットからなる「持続可能な開発目標 (SDGs)」となっている。できれば既存の知識や ノウハウに基づいて行う包装設計あるレ^は包装だ けではなく innovationを起こすような軟包装容 器を開発したいものである。紙面の関係で若干説 明不足の個所が出ると思いますがご容赦ください。