米は地球を救う！～「国際コメ年」に6回目を迎えた「地球環境米米フォーラム」～

摘要

「Riceislife（コメは命）」。 これは今年、国連によって宣言された「国際コメ年」のテーマです。 コメは唯一連作可能な穀物であり、単位面積あたりの収穫量の多さと高い栄養価で多くの人口を養う力をもっています。 計画的に栽培できて調理のしやすいコメが、開発途上国の飢餓解消に果たす役割は大きいと言えます。 また、私たち日本人にとっても、稲作文化を改めて見なおす良い機会になるでしょう。 　 稲作の起源は、一説には約7千～1万年前と言われています。 栽培の中心は東南アジアから中国南部でしたが、その後、西はイラン、アラビア半島を経て欧州、アメリカ大陸へ、東はスマトラ、ジャワ島から北上して中国北部へと伝わり、2，500年前の縄文時代後期、日本へ上陸したと推測されています。