キユウリ温室における穴あきダクトを用いた空気循環

摘要

日本国内では温風による暖房が主流であ り、冬季の施設内の温度維持に欠かせないも のとなつています。温風暖房では空気を循環 させることで、高温の缶体との熱交換、ダク ト内壁での熱損失、温室内への熱拡散を繰り 返すことになります。一方で、温湯暖房では 配管を伝わって熱源であるお湯が作物の近く に移動し、配管表面からの対流熱伝達によつ て作物付近の空気が温められます。温風暖房 は温湯のような冷媒を介さないために、空気 の循環が停滞する箇所では低温に曝されるこ とになります。