パワースペクトル解析(最大エントロピ一法)による牛血漿中 成長ホルモンおよびプロラクチン分泌リズム解析方法の検討

摘要

パワースぺク卜ソレ角牟析における最大工ン卜ロピ一法(MEM)によるホルモン分泌リズ厶解析 時の適切な測定条件を検討した.ゥシ血漿中成長ホルモン(GH)およびプロラクチン(PRL)濃度の測 定デ一夕を用いて同季節，同個体内の異なるサンプリング間隔および次数におけるMEM検出周期を比 較した.その結果，GHやPRLのように短時間の周期(ウルトラディアンリズム)と長時間の周期(ある いはサ一力ディアンリズム)力く'同時に存在するホルモンの分泌リズムを解析する場合には，15分間隔な ど短いサンプリング間隔の測定値で解析し，次数を上げて短時間の周期と同時に長時間周期の検出も検 討する手段が最適であるが,30分間隔の測定値で解析した場合でも15分間隔の測定値で解析した場合 とほぼ同様の結果が得られること，15時間以上の長時間の周期を含むリズ厶を検討する場合には，30時 間以上の連続したサンプリングが必要であることが分かつた.