人工炭酸泉浴が下肢のむくみ解消に及ぼす効果

摘要

下肢のむくみは、長時間立ったままあるいは座ったままの姿勢を保つ時などにごく日常的に生じることが知られている。 これは、骨格筋ポンプによる筋肉の圧迫が不充分な場合などに下肢の鬱血を生じ、その結果毛細血管の静水庄が上昇することで毛細血管から組織中への水分の漏出が増加し、かつ毛細血管への水分の再吸収が抑制されるためと考えられている。 ∪朐·摔い皮稀⑾轮细撙ぞ菜畧Rの作用により下肢の体積が減少することが知られており、静水圧により組織中に貯留した水分の静脈系への移動が促進されることが報告されている。 ·饯长潜狙芯郡摔い皮先朐·摔瑜刖菜畧Rに加え、末梢血管の拡張作用を有する人工炭酸泉浴を行った場合の下肢のむくみに対する効果について、更湯浴を対照に比較検討した。