奈良県における牛胚移植技術を活用した素牛生産への取り組み

摘要

奈良県の和牛繁殖農家は、昭和50年に300戸以上あったものが、現在は1／10程度の30戸あまりに減少している。 一方、肥育牛頭数はほぼ横道いで、肥育素午の県外産依存傾向が進hでいるのが現状であった。 そhな状況の中、昭和59年に牛胚移植技術研究への取り組みが始まり、翌年には県内初の胚移植産子が得られた。 そこで、昭和60年度から家畜改良及び増殖を目的とし、本格的に牛胚移植関連事業への取り組みが開始された。 また、平成13年には草地を活用した低コスト生産等により、酪農、肉用牛生産を支援する総合的な拠点施設としての「みつえ高原牧場」が完成し、現在、胚移植技術を活用した素牛生産事業を実施している。