食農体験授業の意義に関する一考察一食意識形成の視点から

摘要

食農体験授業の意義について食意識形成の視点から検討するために，イネを育てて，籾摺り.精米を行ない，炊飯して食べるまでの，中学校の総合的学習の時間の授業を対象に，フィールドの観察を基礎にした質的研究をおこなった。 その結果，食管意識形成については，次のことが明らかになった。 丑今まで無意識に食べていたものを意識して食べるようになり，木を人切にする意識が生まれた。 (1)食べ物の「いのち」を認識机来る可能性がある。 (3)作業の肯労と達成感から喜びや感謝の気持ちがうまれる。また，授業の有効牲と課題を考察した結果，且原始的技術を用いた作業は，自然への働きかけと自然との対話を吋能にする。（吾.達成感が食意識形成に大きな影響をあたえる。 .吾.食農体験学習の経験の葺と質が食べ物についての認識の探さの違いを生む叶能性がある。 (6)教師の食物観.農業観に基づく言葉が生徒に影響を及ぼす，などのことがわかった。 地域や家庭も含めた体験の積み上げと，農村での体験を含めた実践の検弧 ⊙＝逃摔堡胫笇Г韦ⅳ攴饯螚视懁襻幛握n題である。