西南暖地の水田輪作における資材の適正利用と作物生産

摘要

環境保全型農業の推進が急務である今日、化学肥料に頼り過ぎない施肥方法の確立が必要であり、化学肥料の節減方策が検討されている。 また、消費者ニーズの多様化により有機質肥料のみを施用した栽培も行われている。 さらに、農薬および化学肥料の投入を少なぐする環境負荷軽減技術の開発は環境保全に寄与する今日的課題であり、米価の漸減が続く中、有機質資材を活用し、除草剤や化学肥料を使わない高付加価値米生産は地域の痛性化に役立ち、特に、棚田地帯等の生き残り策として注目されている。