高樹齢化したニホンナシ「幸水」に対する，施肥，せh定改善による生産力回復の取り組み

摘要

ニホンナシ「幸水」は，果肉が軟らかく多汁で酸味が少ない良食味品種として消費者の人気が高い品種である。 また盆前後に収穫される早生ぷ種としてリレー出荷の先豆解こ位置づけられる基幹品種であり，平成15年現在，ナシ栽培面積の約40％を占めでいる。 一方，各産地とも樹齢の経過とともに収量が低下する傾向が見られている。 長野類の場合，導入当初の昭和50年代には10a当たり3t以上であつた収量が，30年生となった現在では2～23山程度に止まつており，販売単価の低迷と相まつて収益性の低下が問題となっている。 加えて栽培農家の高齢化が進hでおり，生産意欲の低下が著しいため改相によらずに収量の回復を図る技術対応が求められでいる。