食品残渣の飼料化で酪農経営の所得向上を目指す！

摘要

私は非農家出身ですが、祖父が亡く なるまで酪農を行っていたため、酪農 に興味を持ち、山形県立農林大学校に進学しました。そして、大学校で勉強する中で、丁？？ゃ日欧八の発効後に安い乳製品が多く輸入され、酪農経営に大き な影響が生じることが分かりました。このような 状況の中、県内の酪農家から「所得を向上させる ために、大きな課題となっている繁殖成績を改善 するにはどうしたらいいのか」という相談が大学 校にありました。そこで、山形県の現状を調べた ところ、乳牛の分娩間隔が長期化していることが 分かりました（図1)。山形県の分娩間隔は、全国よりも長く、目標の380日に比べ75日も長く なっています。この損失は1頭あたり5万3千円 と試算され、その改善が必要と考えました。