多頻度小口配送

摘要

多頻度小口配送は，伝統的な物流の概念である大量輸送システムを否定するところに特色がある。 つまり，配送する貨物を小口化して，出来るだけ多くの回数（多頻度）で，配送するという輸送と配送の概念である。 輸送と配送の業界では，一般的には積載効率と輸送効果を考えて，1車あたりの積載量を出来るだけ大きくして，まとめて配送することを考える。 配送の頻度が少なくなり，ドライバーと輸送車の稼働効率が非常に良くなる。しかし，多頻度小口配送は，そのようなマスの考え方をとらず，出来るだけ多頻度で製品を顧客に届けることを目的とする。