光でうどhこ病を防除する「タフナレイ」イチゴ生産農家で効果を実証

摘要

イチゴの病害「うどhこ病」＊を光で防除する病害防除システム「タフナレイ」が導入農家で効果を実証している。このシステムは，パナソニック電工株式会社が兵庫県立農林水産技術総合センターと共同開発したもので，昨年夏からイチゴ生産地の普及センターを中心に提案活動を展開し，これまで9県17カ所で実証実験が行われ，病害防除効果を確認してきた。また，イチゴ生産農家への出荷も開始し，昨年11月現在ですでに20カ所へ約500台を出荷，順調に成果をあげている。　同システムは，植物の病害への抵抗性を利用し，特殊な波長の光をイチゴに照射することで，イチゴが本来持つ免疫機能を高め，カビの一種であるイチゴの病害「うどhこ病」の発生を抑制する。様々なイチゴの品種に対して効果が確認されている。