マルチサイト生産方式において床の形状と離乳後飼育方式の違いがLawsonia intracellularis抗体の陽転時期に与える影響

摘要

Lawsonia intracellularis（Li）は豚の腸疾患の引き金となる，あるいは進行に関与する細菌である。エゴはグラム陰性の湾曲した形状の偏性細胞内寄生細菌であり，複製のために宿主細胞のエネルギーを必要とする。腸粘膜の肥厚による重度な腸管病変をもたらすと同時に，豚の発育遅延を引き起こす。臨床症状を示す場合も，そうでない潜在性の場合も，エゴ感染により成長率は低下する。慢性的な下痢症状の有無にかかわらず，上Jは豚群の成績を悪化させている。