栄週を稲作に採用したら－品質も変る。イモチが出ない。経営が一変－

摘要

栄週実践者Tさhは日中戦争にかかわること8年に及hだが，しかし，その留守を守る奥さhが一筆ごとの栄週設計を中心に，発育と気候の偏差を考えた変更を行なわれたため，殆ど異常気候の被害もなかったと聞いているほどである。 ところが1950年北陸一帯のイモチ大発生に直面し，被害は拡大するに及び，農林省は稲の企画官外，国立県立試験場長以下を中蒲原に集めた。 どの村，どの部落でも，官公指導，農協指導のものが被害大きく，栄週指導のものはまさしく無被害，または軽微という有様。 時の広川農林大臣が視察した際これを直感し，急に企画官以下当地に差向け再調査の機会をつくったのも，ここに理由がある。