原木シイタケ栽培の基礎編(5)－乾シイタケ栽培－

摘要

乾シイタケ栽培では、菌糸がまh延したほだ木を管理して、きのこを形成させ、収穫する場所をほだ場という。きのこは菌糸体量の増加1原基形成1原基の肥大成長1きのこの発生1きのこの成長、の段階を経て形成される。 自然栽培の場合、秋から翌春がシイタケの発生時期（原基の肥大成長以降の段階）である。 初夏から秋は菌糸体量の増加と原基形成の時期であり、この期間に、ほだ木内にしっかり養分（菌糸）を蓄えさせ、次回の発生に備えねばならない。このように、ほだ場は、菌糸体の増加、原基の形成と肥大成長およびきのこの成長に好適な条件を備えていることが大切である。一般に望ましいほだ場の条件は次の通りである。