シイタケ栽培ワンポイント、アドバイス(8): 高温時期のほだ木管理

摘要

夏は高温対策に頭を痛めますが、シイタケ生産者の腕の見せどころでもあります。 今回は、ほだ木の温度特性と夏季のほだ木管理について述べます。 ほだ木温度は気温と連動して変化するが、必ずしも一致するとは限りませh。図lは、冷水浸水と冷房によって、およそ一八°Cに冷やしたほだ木を三二°Cの部屋に入れ、その後の温度変化を調べたものです。 ほだ木温度は気温に近づくようにゆっくり上がります。そのとき浸水したほだ木の温度は、乾いたほだ木の濁度より低いままで推移しでいます。通常ほだ木の温度は気温よりも低く、また水を含hだほだ木の温度は上がりにくい性質があります。 そこで浸水によってほだ木温度を下げ、日射がほだ木に当たって温度が上がったりしないようにすれば、気温よりもかなり低く維持することができます。