台風災害を教訓に　～かhきつへの潮風害～

摘要

潮風害に対しては、被災後直ちに散水による除塩を行う必要があります。 今回の台風被害においても潮風害の発生が懸念されたことから、被災地のかhきつ園では共同スプリンクラー施設などの潅漑施設を利用し散水を行いました。 一般に、遅くとも10時間以内に2，000e／10a程度を散水することで、塩害軽減効果が大きいとされていますが、今回の実績では、散水時間の制約から地域の状況に応じて、10a当たり300且を数回散水する方法や1，000且を1回で散水する方法などが採られました（農地整備課調べ）。 散水による事後対策は、台風19号被害の教訓が生かされ、各産地で徹底されており、こうした施設が被害の軽減に大きく貢献したと言えます。