施設中晚柑類の栽培管理

摘要

加温開始は1月下旬-2月上旬とし、最低温 度15°C、最高温度25°Cで始めます。その後10 -14日で1°Cずつ昇温し、満開までに最低温度 18°C、最高温度28°Cになるようにします。ただ し、芽の動きが悪いようであれば最低温度15°C を10曰待たずに早めに16°Cに上げます。加温開 始から満開までは40日程度が目安となります。出蕾後は芽花調整を兼ねた再せh定を行いま す。水管理は、満開まで十分なかh水を行い、満 開-落弁期は灰色力ビ病対策のためやや控えめ のかh水で八ウス内湿度を低下させます。ただ し、初期肥大に大事な時期となるので、樹に水分 ス卜レスがかからないよう注意して<ださい。2月末-3月上旬に八ウス全体を被覆し、最高 温度20°Cで始め、1-2日おきに1°Cずつ上げて 25°Cとします。その後は、生育状況をみながら4 月下旬頃の満開時に28°Cになるようにします。 発芽後は耐寒性が著し<低下するため、3月の急 な寒さに備えて、補助加温器具等はすぐ稼動でき るようにしておきます。暖房機がない八ウスで は、フィルムの被覆は3月中下旬以降とします。