施設中晚柑類の栽培管理

摘要

最低温度18°C、最高温度30°Cで管理します。 生理落果もほぼ終わりに近づき、着果も安定す るので、今月から粗摘果を開始します。主枝先端 や、亜主枝上の立枝を中心に摘果を行い、肥大が 悪い樹冠下部ではやや強めに摘果しておきます。 不知火の加温栽培では、摘果が強すぎると果実 が大きぐなりすぎるので、着果量ゃ樹勢に応じ た摘果としてぐださい。4月下旬頃の満開で、その前後には最高温度 28°Cとします。満開後も28°Cで続けますが、4 月下旬の晴天曰とちなると換気扇だけでは温度 が下がらない場合があります。状況に応じて、屋 根、側面フィルムを巻き上げるなどして自然換 気を利用し、高温による生理落果ゃ果形への悪 影響が出ないよう注意してください。着花過多 樹では摘蕾ゃ着存過多部位のせん除、また着花 不足樹では芽かきと被さり枝の除去を行います。 満開-落弁期は灰色カビ病対策のため、かん水は やや控えて八ウス内湿度を低下させますが、子 房が肥大する大切な時期ですので水不足になら ないように気を付けてください。