病害防除

摘要

今月ち6月に引き続き主要な病害の感染時期です。今年は梅雨入りが早病気の多発生が懸 念されます。梅雨の合間の晴れを活かして防除適期を逃さないようにしましょう。カンキッ黒点病は、枯枝から降雨によって胞 子が飛散することで葉や果実に発生しますの で、梅雨期が最ち発生が多ぐなる時期です。こ のため、引き続き伝染源となる枯枝を除去して おくことが薬剤防除と同様に重要となります。 マンゼブ剤やマンネブ剤の散布の目安は積算降水量が200-250mmの降雨後又は散布間隔 30日以内です。しかし、「せとか」や「清見」「河 内晩柏」等黒点病に弱い品種は、180mmの積算 降水量又は散布間隔を25日程度と短くします。 かいよう病は、降雨によって細菌が気孔や傷 口から感染します。夏秋梢のミカン八モグリガ の幼虫の食害痕ち重要な侵入口となりますの で、発病した夏秋梢は取り除きましょう。新葉に発病が多い場合には6月下旬-7月上旬にち 防除を行います。銅水和剤は薬害が発生しやす いので、霧を細かくして、しずくが落ちる程に は散布しないようにしましょう。