黄色ブドウ球菌乳房炎多発牧場における乳房炎コントロールと経済効果

摘要

管内の一牧場で,黄色ブドウ球菌乳房炎が多発した。 開港牛群の把撞，搾乳方法，淘汰，乾乳期治療を中心とした乳房炎コントロールを実施した結果，黄色ブドウ球菌乳房炎の発生および乳房炎による経済的損失が減少した。 乳房炎は，乳牛の病気の中では最も経済的損失が大きい病気と言われている。現在我々が実施している乳房炎コントロールは，牛群の体細胞数を減少させ，臨床塾乳房炎の発生を抑えることにより経済的損失を減らすこ学を眉的としている。 しかし，実際に酪農家がこれらを実施華るために札一頭一布やデイツビングなどの多大な労働力と塞乳期治療の経費や黄色ブドウ球菌（SA）多発牛群での淘汰孝幸の損害，また実施しても効果が直ぐに現れないなど,継粧していくてとが非常に困難であり，乳房炎コントロールは自己満足だけで儲からないと認識されている辛が多い。 また，乳房炎コントロールを評価する方法も，体細胞数（SCC），リニァスコァ，臨床型乳房炎の発生率など様々であるが，総合的な評価が困難である。 今回，SA多発農場に掛ナる乳房炎コントロールの経済性と乳房炎コントロールの効果を繚合的に評価する目的で溜済的損失を基に生産性の調整を緑りたので報告する。