北海道の水田農業地帯のかhがい施設管理組織と集落の関係の特徴

摘要

水田の潅漑施設管理組織は，農家による共同作業を基本としており，それが日本的農村社会を形成したことが玉城［12］らの研究で明らかにされている．北海道の水田かhがい施設管理組織については，府県と同様な集落は形成されず，農業経営的集団である農事組合が実質的に集落機能を担ってきたこと，さらにかhがい施設は，水系単位で建設され，農事組合との関係も薄い一方で農業経営効率　的に組織されている特徴を持つことを坂下［9］や田畑［13］が指摘している．（註1）