掛川市におけるG旧の整備と運用

摘要

統合型GIS「掛川市土地情報システム」構築にむけて，最初に取り上げたことは地籍調査事業を含めた土地境界データの一元管理からだった。 当市の地籍調査事業は昭和56年に着手したが，地図混乱地域から始めたため思うように進まないこ状況だった。 また，道路管理課等で実施される用地測量成果が年間約2km2程度あり，それが事業目的以外に活用されずに放棄されているという実状があった。 そこで市内全域に公共基準点を整備し，隣接測量地域との整合がとれた用地測量成果をシステムにて管理することで，地籍調査事業の推進支援および土地についての市有財産管理システムの構築ができると考えた。