土づくりと亜主枝東新で樹の若返りをはかり温室ブドウ（アレキ）の高品質安定生産

摘要

温室ブドウは，ハウス内の高温，乾燥条件下で生育し，土壌条件が劣悪になることも加わり，露地栽培と比較して樹勢が低下しやすく，経済樹齢も短年になるおそれがあります。 近年，早めの改植によって樹の若返りをはかる方法が広く採用されているが，補植では健全な若木育成が困難であり，改植は育成期間の収入が望めないなどの問題があります。 ここに紹介する丹原さh親（斉さh），子（衛さh）は，亜主枝更新と土づくりを一体的に進めるとともに補植を組み合わせながら，樹勢の維持，強化をはかり，高品質の安定生産を続けておられるので，その概要を紹介します。