シャインマスカツ卜

摘要

暦の上では春になる2月ですが，本誌が届く頃は，まだまだ冬真っただ中。体調管理に気を 付けて，栽培管理を行ってください。2月は，早い作型では，発芽、新梢伸長期に あたります。当面の温湿度管理の主な目的は，目標とする 時期に生育を誘導する，生育を揃え，初期生育 を高める，ことになります。図1にあるように，発芽から満開までの期間 は，気温による生育速度への影響が大きく，本 品種はその傾向がピオーネに比べて顕著です。 開花までの温度が高いほど，生育は早くなり， 生育，出荷時期が前進する一方で，花穂，新梢 の充実が劣り，奇形葉が発生するようなストレスを樹にかけやすくなります。反対に温度が低 いと，充実は優れるものの，生育は大きく遅れ ます。また，樹勢が強い場合は，やや高めても 構いませhが，樹勢が弱い場合は，やや低めの温度で管理します。