福岡県における水稲の雑草防除の現状と課題

摘要

福岡県は，県南部の筑後平野を中心とした全国有数の水田地帯で，水稲は水田面積約70，000haのうち40，000haで作付されており，農業産出額は421億円（2007年度）と全体の19.6％を占め，本県農業の基幹品目として重要な位置を占めている。また，水田裏作としての麦や転換畑としての大豆の作付面積は多く，2007年産で小麦は全国2位の15，200ha，二条大麦は全国3位の4，750ha，大豆は全国3位の7，980haとなっている。