KODA/ゥキクサ肥料（DWF)の種子処理による貧栄養環境下でのコムギ生育の回復効 果

摘要

ァォゥキクサ(Lemm paucicostata)が乾燥ストレスから回復する際 に生成する9位型ォキシリピンの一種である KODA (a-KetoレOctedecadienoic acid)は、植物の花芽形成を促進したり、揷し木の発根促進、 農作物（花き、果実等）を増収する効果があ ることが多く報告されている。コムギでは播 種前の浸漬処理により、環境ストレス条件 (乾燥や石灰質の土壌)で根の伸長を促進さ せ、初期成育期後の窒素欠乏ストレスに対し ては持続的に栄養成長を高めることを確認し た。その結果有効分げつ数が確保されること によつて収量回復が期待できるが、栽培条件 によっては増収効果が顕著でない場合があ る。本研究では、KODAがどのような条件下 でコムギの生育に回復効果を発揮するかを確 認した。