ペチュニアのカルコン合成酵素遺伝子のコサプレツションとェピジエネティックな表 現型の復帰過程におけるシトシンメチル化の動態

摘要

ペチュニアにおいてアントシァニン合成に関わるカルコン合成酵素遺伝子を導入して過剰発現させると、しばしばコサプ レツシヨンが誘導され、非着色部分を持つ花 弁力《生じる。コサプレツシヨンにより全体が 白い花弁を産生するペチュニアを長期間育成 したところ、着色部分が生じ、花弁の表現型 が徐々に野生型に復帰する現象が確認され た。外来遺伝子の発現安定性に関わるェピ ジェネティックな変化を明らかにする観点から、これらの植物体を用いて、CZ/SJ遺伝子のさまざまな領域でのシトシンメチル化の頻 度を解析した。