AFLPによるオオムギMlo遺伝子の解析

摘要

オオムギのうどhこ病は，宿主を特定する病原菌Erysiphe graminis f.sp. holdeiの感染によって発生する一般的な病気である．うどhこ病抵抗性に関する遺伝子源はいくつか存在し，オオムギの耐病性育種に利用されている．しかし，mlo遺伝子によるうドhこ病抵抗性は，既知病原菌株のほぼすべてに対して抵抗性を与えること，その抵抗性が持続すること，劣性遺伝子によって支配されることの点で特襲的である（Jdrgensen，1991；1993）．現在までに，用わ遺伝子による耐病性はオオムギにだけみられ，Mlo野生型遺伝子をもつ品種の突然変異によって誘発できることが知られている．