農研機構畜産研究部門:創立100周年を迎え新たな体制でスタ一トしました

摘要

今年7月に本誌に揭載された「農研機構の 新たな組織体制」に引き続いて、研究所だより として4回にわたり、農研機構内の畜産関係 研究組織を紹介してまいります。まず1回目は、畜産研究部門（つくば）を紹 介します。畜産研究部門の前身である畜産試 験場は、わが国の畜産業の発展を支えるため の技術開発を行う研究機関として、大正5年 (1916年）に千葉市に創立され、今年で100 周年を迎えました。この間、独立行政法人化 や草地試験場と統合した畜産草地研究所等の 変遷を経て、本年4月よりわが国最大の農業 研究機関である「農研機構」の畜産研究部門 となりました。農研機構は、食料、農業、農村 を取り巻く課題に適切、迅速に対応し、社会 の期待に着実に応える組織を目指し農業現 場に密着した地域農業研究センターをフロントラ インに、それを支える専門分野ごとの研究組織 を研究部門と位置づけています（詳しくは7月 号に紹介されています）。