肉用牛肥育に対応した稲発酵粗飼料の調製、給与技術

摘要

飼料イネは水田の機能を維持しながら栽培できることから、飼料自給率の向上と水田の高度利用を目的として、全国的に生産利用が進められており、そのほとhどは稲発酵粗飼料（以下：イネWCS）として利用されている。 しかし、脂肪交雑の良好な高品質牛肉の生産を目指して、低ビタミンA飼料給与の肥育体系を実施している肉用肥育牛経営では、飼料イネ中のどダミンA前駆体であるβ－カロテンの含量が把握できないため、イネWCSの利用は進hでいない。