低ランク胚の透明零切開と2胚新鮮移植による子牛生産率の向上

摘要

胚移植（ET）技術は優秀な子牛の生産などに活用されているが、受胎率が重要な課題となっている。 採取された胚は品質によりランク分けされ、AランクとBランク胚は凍結保存される。 品質の低いCランク胚は凍結、融解後の生存性が良くないので、新鮮胚のまま移植に利用されるが、受胎率が低いために廃棄されることも多い。 採取された胚の有効活用のためには、低ランク胚の移植時における受胎率向上が望まれている。