新たな乳用牛の改良增殖目標の評価と地域行政での取り組み

摘要

今和2年3月、向こう10年の改良方向を示 す新たな「家畜改良増殖目標」（第11次）が 定められた。家畜改良増殖法では、家畜の改良増殖を計 画的に行うことを通じ、畜産の振興を図るこ とを目的として、おおむね5年ごとに家畜の 能力、体型および頭数に関する10年後の目標 を定めることとされている。平成27年3月公 表の前目標（第10次）から5年が経ち、国に おいて見直されたものであり、これを受けて 熊本県においても、当該目標に即し「家畜改良増殖計画」を今年度中に定める予定である。 今回、機会をいただいたことから新たな改 良増殖目標を読み直し、本県施策等との関連 について考えてみたい。