ゼロから3500頭の和牛繁殖基盤を達成、さらなる増頭と低コス卜生産目指す一菊池地域における黒毛和種肥育素牛生産体制確立のリーダー中村幸弘さh一

摘要

菊池地域は熊本県北東部に位置し、阿蘇外 輪山の麓に広がる中山間地と、菊池川や白川 の恵みを受けた平野が広がり、古くから県内 有数の農業地帯である。JA菊池は21年度販売高力s249億円で、うち 畜産が73%を占める総合農協だ。畜産部門のうち肉用牛は、農協内に3部会 が組織されており、①肉牛部会は95人、黒毛 和種1万1100頭、褐毛和種1500頭、交雑種 6200頭、乳用種3900頭を肥育、年間1万5332 頭を出荷し年間販売高は81億円、②育成部会 は21人、肥育素牛3600頭を飼育、出荷頭数 5000頭、販売高8億円、③一貫繁殖牛部会は 86人、成牛3500頭を飼育、和牛肥育素牛1900 頭出荷、販売高7億円である。