島根半島弥山山地における二ホンジ力密度管理による 曰本紅斑熱発生リスクの減少

摘要

島根県では，1987年に初めて日本紅斑熱患者を確認（岡 ら，1990)して以降，2018年12月末までに192例の患者が報 告されている（Tabara et al, 2006;島根県感染症情報センター， 2019).患者の推定感染地の多くは，県東部日本海側の島根 県半島西部に位置する弥山山地(68.6km~2) (Fig.1)に集中 し，現在までに全例のうち142例（73.9%)の患者が報告さ れる.