「特集にあたって」と「信頼性·安全性計画研究会」報告

摘要

技術の急速な進展と社会·市場構造の変化の下，ものづくりにおける信頼性·安全性の確保が強く求められている。 この要請に応えるべく当学会でば「JSQC信頼性·安全性計画研究会」を2006年7月に発足させた。 信頼性·安全性の確保にあたっては，（i）生じたトラブルへの迅速かつ適切な対応-〔クライシスマネジメント〕（ii）生じたトラブルの再発防止-〔RCA（根本原因分析）〕（iii)トラブルの未然防止－〔RCAによるシステム改善，予測に基づく未然防止〕」が鍵を握る。 そして，これらの活動を（iv）安全文化とトンプのリーダーシップ（v）品質保証とその仕組み（vi）顧客·企業·社会行政の三位一体の活動が支えなければならない。これらの分野の討議を委員会で続け，その検討結果と各委員の専門分野の今日までの研究成果を含め,下記のようにまとめた。