果実の新市場を創成する食べきり、手間なし「ベビーパーシモン'」の生産供給技術の開発

摘要

カキ'平核無'の枝変わりで，果実サイズ だけが小さい特性をもつ新系統「突核無」力キ（果径30-40mm,果重20-40g)は，新 潟県佐渡島の近藤農園で発見されました。こ の「突核無」カキを素材として，消費者が求 める「種子が無く，皮を剥かずに一口で食べ きれ，価格的にも手頃」なミニカットカキ「ベ ビーパーシモン*」(2013 (平成25)年に商標 登録）の生産.加工.流通技術の開発と，そ の商品設計、販売方法の確立について，農林 水産業、食品産業科学技術研究推進事業 (2011-2013年度）において取り組みました。 10研究機関により構成したコンソーシアムの もとで実施した3年間の研究成果をここに紹 介します。