アジア包装材料市場--国内市場飽和もアジアにポテンシャルあり、関連メーカー．機関を巻き込hで「無」から「有」への市場創造に動け

摘要

少子高齢化と中身（食品·飲料）市場の成熟により日本の包装材料市場は飽和状態にあり、コンバーター及び包装材料メーカーの中にも、海外市場に活路を見出す動きも見られる。中国や東南アジア諸国に代表されるアジア新興国では、経済発展に伴いライフスタイルや食生活が急速に変化し、加えて流通も整備される中で軟包装の新たな市場として注目されている。しかし、これら地域ではレトルト食品や電子レンジ調理食品、詰め替えトイレタリー用品などの包材としては比較的付加価値の高いとされるカテゴリーの需要は少なく、これらに使用されるバリアフィルムやシーラントフィルムなどの高機能材料市場も立ち上がっているとはいえない。このことが各社の海外進出を躊躇させている。