スマートファクトリー実現で板金工場が変わる：「モノづくり」から「コトづくり」へ情報の“見える化”でプロセス改革ができる

摘要

日本でも、政府主導の産官学組織「ロボット革命イニシアティブ協議会」、㈱日本機械学会が母体となって法政大学·西岡靖之教授らが進める「IVI」（Industrial Value chain Initiative）、総務省·経済産業省が後ろ盾となった「IoT推進コンソーシアム」が発足。日本の強い現場力を背景に“ITカイゼン”に主眼を置いたボトムアップ方式による“スマートファクトリー”の実現を目指す動きがようやく生まれている。日本の板金業界でも、これからは設備メーカーの垣根を越えたオープンソースネットワーク、経営と製造現場をつなぐ垂直連携、異なる企業やエンドユーザー、メーカー、サプライヤーとの間での水平連携を進め、様々なレベルでの垂直·水平の結びつきによって「つながる工場」－スマートファクトリーの実現が期待されている。