板金デジタル化に取り組む板金企業：行列の出来るカナン製作所MetaCAMから始まる製造プロセス改革

摘要

JR盛岡駅から車で10分、今年で40期を迎える有限会社カナン製作所を訪れ、今年40歳となる3代目社長阿部和大社長にお話を伺った。 「私は15年前にこのカナン製作所に入社、営業から現場オペレータ、納品担当まで全ての職種を経験させてもらいました。 祖父がトラックボディの荷台作りから始めたこの会社、父の代で機械製品を加工するようになり、現在では半導体製造装置をメインとしたOA機器や産業機器の組み立てまでをプレス精密板金業として受注しております。 県内のお客様がメインで、全体では40社、毎月定期的に20社のお客様から受注しています。 新規品が60％と多品種、変種変量生産に対応し、板厚は鋼板0.6mm～3.2mm、ステンレス0.8mm～2mmが中心で、板金製品の平均ロット1個～4個です」。