In-situラマン分光電気化学法による単層カーボンナノチューブの界面および電子構造の評価

摘要

単層カーボンナノチューブ（SWCNTs）は、カイラリティに依存して直径および電子物性が変化する。このカイラリティに依存した電子物性は、CNTsの応用に多様性を与えるが、解析の複雑さにもつながる。本研究では、非破壊法であり、各カイラリティに依存したスペクトルを得ることができるラマン分光法の特徴に着目し、液相中における電位印加時のSWCNTsの電子構造をin－situラマン分光電気化学法により検討した。