成熟極まった内燃機関の熱効率は今後さらなる進化を遂げるはずだ

摘要

30年後の未来を思い描く確たる根拠はないが、では5年後、10年後はどうなっているのだろうか。2050年に達すべき世界をどのように思い浮かべながら進化していけばいいのだろうか。2050年以降の21世紀以内に、世界の温室効果ガスの排出量を森林などの吸収量とイーブンにする、端的に言えばCO_2を劇的に減らして自浄能力との相殺を図るというのが「COP21」で決議された、通称パリ協定の内容の一節だ。ご存知のとおり、パリ協定はすでに発効しており、世界規模での取り組みとなっている。