ダウンサイジングの潮流により幅広い価値観が生まれるA／Bセグメント：軽量化、高級化、小排気量化さまざまな手法で新たな道を開く

摘要

この2011年、A／Bセグメントに分類されるコンパクトカーのジャンルは非常に活況だった。いや、より正確を期するならば、すでにここ数年の盛り上がりにさらに加速度がついたと表現するべきだろう。ニューモデルが相次いで導入され、しかもどれもが強い個性で大いに注目を集めたのだ。それはとりもなおさず世界のマーケットが拡大しているからである。ダウンサイジングの動き、それを誘引した都市化の進捗、さらには新興国需要も考慮に入れるべきだろう。ニーズが喚起された理由が様々なだけに実はニーズも多種多様で、それゆえ登場するモデルも百花繚乱という、実に興味深い現状が展開されているのである。この傾向は今後も続くだろう。当然、2012年にも我々は、興味深いニューモデルたちと出会えるはずだ。