アルツハイマー病のPET分子画像診断

摘要

アルツハイマー病を標的としたPETプロ一ブ開発の進 展によって，アミロイド/?蛋白，タウ蛋白の脳内蓄W 状況を生体画像化できるようになった。本枝術によつ てアルツハイマー病における中核病理を早期段階から 把握できるようになり，認知症の早期診断や鑑別診断， さらには早期治療介入のための治療対象者の選抜，サ 口ゲートマーカ一として活用されている。これまでに 複数の'8F標識アミロイドPETプローブが実用化され， 欧米では商用供給が始まっている。一方タウ蛋白を選 択的に検出するPETプローブは開発途上の段階にあり， その臨床性能評価が現在進められている。本稿では両 蛋白を標的としたPETプローブの開発動向やその活用 法について述べる。