完成車輸出は4%減の78万台で3年連続の減少、Ford、GM、VWの欧州3社などが輸出を縮小、現代自と日産は増勢

摘要

インドの自動車輸出台数（完成車輸出のみ）は、2019 年に前年比3.6%減の77.7万台となった。2016年に85.0万台でピークアウトして以降、3年連続で減少した。インドをBセグメント車の輸出拠点として活用してきたFord、GM、VWの3社が輸出を減らしたことや、商用車輸出が3割減と落ち込hだことが背景にある。2019年の輸出を車種別にみると、乗用車は0.7%増の70.6万台。このうち、グローバルで人気が拡大しているSUVを含むユーティリティが4.2%増の17.2万台と増加を続けた一方、セダン·ハッチバックなどの乗用車（PC）は0.4%減の53.1万台で微減となった。商用車は、32.3%減の7.1万台。Tata MotorsとMahindra＆Mahindraがトラックなどの輸出を減らしたことで、大幅な縮小となった。