台湾、2019年1～6月の電動二輪車販売は9割増、二輪車市場の構成比は14.5%に上昇、2020年には補助金縮小

摘要

台湾で、電動二輪車の販売拡大が続いている。2015 年に睿能創意（Gogoro）が市場参入して以来、電動二輪車市場は急成長を維持しており、2019年1～6月の販売台数は前年同期比91.3%増の5.7万台となった。2019年通年では、10万台の大台に乗ることがほぼ確実視されている。二輪車販売全体に占める構成比という観点で見ても、2019年上半期には同比率が14.5%まで上昇しており、二輪車市場での存在感が増している。このように、過去4年間で急速に規模を拡大してきた電動二輪車市場であるが、2020年には購入補助金の減額が予定されており、市場の成長ペースの鈍化に繋がることも想定される。台湾の行政院は2019年8月、経済部工業局が支給している電動二輪車の購入補助金を、2019 年時点の1.0万～1.2万台湾ドルから、2020年に7，000～1.0万台湾ドルに減額する方針を発表した。