LabVIEWと仮想USRPによるFMラジオの復調

摘要

この章では，無線通信で行われる変調／復調処理をNI LabVIEWを使って紹介します．本来は図3.1（a）のようにLabVIEWとUSRP実機を使ってFMラジオ信号を受信して復調する練習が望ましいのです．しかし本稿ではUSRPをお持ちでない皆さhでも体験できるよう，あらかじめUSRPを使ってFMラジオ電波をRFダイレクト·レコーディングしたデータ·ファイルを読み込むことによって，図（b）のようにFMラジオ信号の復調を疑似的に体験できるようにしました．本特集では，この方法を「仮想USRP」と呼ぶことにします．仮想USRPには別の方法（p.38のコラム参照）もあります．