2本の信号線に次々とICをつないでいける：I{sup}2Cインターフェースの使いかた

摘要

I{sup}2C (Inter Integrated Circuit)は，フィリップスが提唱しているシリアル·インターフェースで，Microwireデバイスと同じような用途でよく利用されます．Microwireが3線（CSを含めると4線）必要なのに対し，I{sup}2Cは2線式のため配線を少なくすることができます．通信速度は，スタンダードで0～100kbps，ファストで0～400kbps，ハイ·スピードで0～3.4Mbpsとなっています．表1は，I{sup}2Cデバイスの信号名と機能です．I{sup}2Cはバス接続可能です．バスの静電容量が400pF以内であれば，一つのバス上にいくつでもデバイスを接続することができます．MicrowireやSPIと異なり，デバイスを選択するためのチップ·セレクト信号はありませh．I{sup}2Cデバイスのターゲットの選択は，I{sup}2Cの送信コマンドのデバイス·アドレス（メモリのアドレスとは別のデバイスを指定するためのアドレス）で行われます．